PowerPointで花火のイラストをSmartArtで華麗に描く方法をご紹介します。
PowerPointは回転コピーができないので、SmartArtの「循環」を使って円状にオブジェクトを配置します。
夏の終わりは、花火が描きたくなりませんか?
花火を作成する
花火が散るパーツを作成する
「挿入」タブ →「図」グループ →「SmartArt」をクリックします。
「SmartArtグラフィックの選択」ダイアログが開くので、「循環」→「基本の循環」を選択して「OK」をクリックします。
SmartArtがスライドに挿入されます。
SmartArtを選択し、「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「サイズとプロパティ」→「サイズ」→「高さ:10cm」に設定します。
SmartArtを選択し、「SmartArtツールのデザイン」タブ →「グラフィックの作成」グループの「図形の追加」を7回クリックして正円を追加します。
正円が合計12個になりました。
「Shift」キーを押しながら正円を全てクリックして選択します。この時、正円に白色の「1pt」の線幅が設定されているので「線なし」にしましょう。
続いて、「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「サイズとプロパティ」→「サイズ」→「高さ:0.4cm」「幅:0.4cm」に設定します。
正円が縮小されました。この正円を使って花火が散る感じを演出します。
花火が広がるパーツを作成する
「Shift」キーを押しながら矢印を全てクリックして選択します。
「SmartArtツールの書式」タブ →「図形」グループの「図形の変更」をクリックし、「基本図形」の「二等辺三角形」を選択します。
図形が矢印から二等辺三角形に変わりました。
続いて、「Shift」キーを押しながら二等辺三角形を全てクリックして選択します。
「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「サイズとプロパティ」→「サイズ」→「回転」に「180」と入力し、二等辺三角形を反転させます。入力しても値がブランクになりますが問題ありません。
そのまま二等辺三角形を選択した状態で、「サイズ」→「高さ:6cm」「幅:0.5cm」に設定します。
細長い二等辺三角形になりました。この二等辺三角形を使って花火が広がる感じを演出します。
パーツを組み合わせる
SmartArtを選択してグループ化を2回解除し、正円と二等辺三角形の集まりをそれぞれグループ化します。
正円のグループのサイズを「高さ:10cm」「幅:10cm」、二等辺三角形のグループのサイズを「高さ:7.6cm」「幅:7.6cm」に設定し、2つのグループを中央揃えにします。
二等辺三角形のグループを複製し、サイズを「高さ:8.6cm」「幅:8.6cm」「回転:15°」に設定して他のグループと中央揃えで配置します。
最後に全てのパーツをグループ化して花火の図形の完成です。
花火の色を設定する
グループ化した花火の図形を選択し、「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「塗りつぶしと線」→「塗りつぶし」を次のように設定します。
- 塗りつぶし:塗りつぶし(グラデーション)
- 種類:放射
- 方向:中央から
続いて、「グラデーションの分岐点」を次のように設定します。
- 分岐点1:黄色(RGB:255,255,0)、位置20%
- 分岐点2:赤色(RGB:255,0,0)、位置60%
花火の色は、グラデーションを放射状に設定すると光が広がっているように演出できます。「分岐点2」の色を変更すると、アイキャッチの作例のような色とりどりの花火が作れます。
グループ化を解除すると色の設定が崩れてしまうので解除しないようにしましょう。