PowerPointで文字につけた下線(アンダーライン)の位置を下げて、文字と間を空ける方法をご紹介します。
通常なら下線は、位置が固定されていて動かすことができないのですが、「下線2.0」を使えば同じテキストボックス内で自由自在に位置を変えることが可能です。
通常の下線
テキストボックスを選択して、「Ctrl + V」キーで通常の下線が引けます。下線の色や種類は変更できますが、位置は変更できません。

文字との距離が少し窮屈に感じます。
下線2.0
それでは下線の向こう側、「下線2.0」で文字と下線の間を空けます。
下線を引きたい文字を入力し改行します。二行目に「Tabキー」を押して「タブ」を入力します。
タブを選択し、「Ctrl + V」キーで下線を引きます。
ルーラーの左上にある「タブ選択ボタン」から「右揃えタブ」を選択し、文字の末尾と垂直に交わる辺りに位置するルーラー上をクリックして右揃えタブを配置します。
すると、テキストボックスに入力したタブが配置したタブの位置まで伸びるので、タブに設定した下線もいっしょに伸びてくれます。
右揃えタブの位置は、ドラッグしながらルーラー上をメモリ単位で移動できます。「Ctrl」キー +「ドラッグ」で細かく移動できるので、微調整が可能です。
続いて、文字との間が離れ過ぎているので詰めます。
テキストボックスのタブを選択し、「ホーム」タブ →「フォント」グループ → 右下の「起動ツール」をクリックします。
「フォント」ダイアログが開くので、「文字飾り」の「上付き」にチェックを入れ、「相対位置:60%」に設定し、「OK」をクリックします。
遠過ぎず近過ぎない、ちょうどいい関係の位置になりました。「相対位置」はお好みで調整してください。
- 「上付き」の設定をすると、文字サイズが縮小される仕様になっているので、下線が細くなります。
下線を太くしたい場合は、「フォント」ダイアログ →「下線のスタイル:太線」に設定しましょう。
下線が太くなりました。以上が「下線2.0」の作成方法です。
下線をノート風罫線にする
「下線2.0」の応用編、下線を「ノート風罫線」にする方法をご紹介します。
テキストボックスに「文字、タブに下線設定、文字」と3行入力します。
続いて、下線を文字と文字の中央まで上げて、色を変更します。
2行目の下線を選択し、「上付きの相対位置:45%」「下線の色:水色」に設定します。
下線が文字と文字の中央まで上がり、水色になりました。
後はコピペで残りの行を追加しましょう。
続いて、行間が広いので詰めます。
テキストボックスを選択し、「ホーム」タブ →「段落」グループ → 右下の「起動ツール」をクリックします。
「段落」ダイアログが開くので、「インデントと行間隔」タブ →「行間:倍数」「間隔:0.7」に設定します。
行間が詰まり、ノートの罫線っぽくなりました。
ひとつのテキストボックス内に文字と下線を入れ込むことで、文字と下線の行間をまとめて調整することが可能になります。

下線もバージョンアップし、「下線2.0」の時代へ。