PowerPointで複数のサイズがバラバラな図形、グラフ、画像、テキストボックスの大きさを一括で揃える方法をご紹介します。
オブジェクトのサイズを揃えると、情報が整理されたレイアウトを組むことができます。
図形やグラフのサイズを一括で揃える
図形やグラフのサイズを一括で揃える方法です。
図形
図形を組み合わせて作ったオブジェクトは、形が崩れないようにグループ化しておきましょう。
全てのりんごを左上のりんごのサイズ「高さ:5cm」「幅:5cm」に揃えます。
サイズを揃えたいりんごを全て選択します。
「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「サイズとプロパティ」→「サイズ」の「縦横比を固定する」のチェックをはずします。
サイズに「高さ:5cm」「幅:5cm」と入力します。
ふぞろいの林檎たちのサイズが揃いました。
グラフ
サイズがバラバラな円グラフも一括で揃えることができます。
グラフはサイズ変更すると、要素のレイアウトもサイズに応じで変動します。
前項と同じように「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「サイズとプロパティ」→「サイズ」から「高さ」と「幅」を同じ値にしてサイズを揃えます。
同じ要素で構成されている場合のみ、グラフも同じサイズになります。
画像のサイズを一括で揃えてトリミングする
下図のようにサイズがバラバラな画像を一括で同じサイズに揃えてトリミングする方法です。
今回は全ての画像を「高さ:5cm」「幅:5cm」にリサイズします。
リサイズしたい全ての画像を選択します。
「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「サイズとプロパティ」→「サイズ」の「縦横比を固定する」のチェックをはずします。
サイズに「高さ:5cm」「幅:5cm」と入力します。
全ての画像がリサイズされました。しかし、画像に変倍がかかってしまったので、リセットして元の縦横比に戻します。
ここからの手順は、全ての画像を選択した状態で行えません。1枚ずつ選択して処理しましょう。
画像を選択し、「図ツールの書式」タブ →「サイズ」グループ →「トリミング」→「塗りつぶし」を選択します。
画像の縦横比が元に戻りました。トリミング枠からはみ出してる部分は表示されません。
トリミング範囲を変更したい場合は、次の手順で行います。
- 画像をドラッグして移動(「Shift」キーを押しながらで平行垂直移動)
- 画像の四隅のハンドルをドラッグして拡大縮小
全ての画像の縦横比をリセットとトリミング範囲の調整をして完了です。
- リサイズして画像が縦長や横長になってしまったときは、「トリミング」→「塗りつぶし」で縦横比をリセットするようにしましょう。
テキストボックスのサイズを一括で揃える
サイズがバラバラのテキストボックスを一括で同じサイズに揃える方法です。文字数によって高さは変動します。
下図の左上のテキストボックスのサイズに他のテキストボックスを合わせます。テキストは「図形内でテキストを折り返す」で改行されている状態です。
まずは、フォントサイズがバラバラなので揃えます。左上のテキストボックスを選択し、「Ctrl + Shift + C」キーで書式のコピーをします。続いて、他のテキストボックスを選択し、「Ctrl + Shift + V」キーで書式のペーストをするとフォントサイズが揃います。
- フォントの種類などの他の書式もバラバラであれば、書式のコピー&ペーストを使うと一括で揃えることができます。
続いて、テキストボックスの幅を揃えます。
全てのテキストボックスを選択し、「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「サイズとプロパティ」→「サイズ」の「幅」に左上のテキストボックスの幅を入力します。作例の場合は「5cm」になります。値は「cm」まで入力しないと反応してくれません。
テキストボックスの幅が全て揃いました。しかし、テキストボックスの高さがテキストにフィットしていないので調整します。
「図形の書式設定」ウィンドウ →「文字のオプション」→「テキストボックス」の「テキストに合わせて図形のサイズを調整する」を「自動調整なし」に変更し、再び「テキストに合わせて図形のサイズを調整する」を選択します。
テキストボックスがテキストにフィットして高さが全て揃いました。