PowerPoint VBAでマクロ実行中エラーが発生したときに、強制終了させるコードをご紹介します。
「On Error GoTo」ステートメントと「Exit Sub」を使い、Subプロシージャを抜けてマクロを終了させます。
この記事の目次
実行エラー時に強制終了するマクロ
コード
Sub 実行エラー時マクロ終了() '実行エラー時にOutへ On Error GoTo Out '図形の色を変更する ActiveWindow.Selection.ShapeRange.Fill.ForeColor.RGB = RGB(0, 0, 0) Out: 'マクロ終了 Exit Sub End Sub
マクロを強制終了させるには、「On Error GoTo」ステートメントと「Exit Sub」を使います。エラーが発生したら行ラベル「Out:」まで処理が移動し、「Exit Sub」でSubプロシージャを抜けてマクロを終了させます。
解説
前項のコードで強制終了コードを記述しないで実行した場合、オブジェクトを選択せずに実行すると下図の「実行時エラー」ダイアログボックスが開きます。
強制終了コードを挿入しておくと、エラーが発生してもダイアログボックスが開かないので、終了ボタンを押して閉じる手間が省けます。