PowerPoint VBAでPCのユーザー名を取得するマクロをご紹介します。WindowsとMacではコードが異なり、Macに関してはAppleScriptと連携する必要があります。
マクロでファイルまでのパスを入力する場合、自動でユーザー名を取得するように設定しておけば、ユーザーごとにコードを変更する必要がありません。
Windowsのユーザー名を取得するマクロ
コード
Sub GetUserNameWin() Dim UserName As String UserName = Environ$("Username") MsgBox "ユーザー名は " & UserName & " です。" End Sub
このコードは、Environ$関数を使用してWindowsの環境変数からユーザー名を取得し、メッセージボックスで表示します。
実行結果
ユーザー名がメッセージボックスで表示されました。
Macのユーザー名を取得するマクロ
コード
MacのPowerPoint VBAでユーザー名を取得するための直接的な方法はありません。これは、MacのVBAがWindowsのVBAとは異なり、Environ$関数などの一部の関数が利用できないためです。
しかし、代替的な方法として、AppleScriptを使用してユーザー名を取得し、それをVBAに渡すことができます。
以下がそのサンプルコードです。
Sub GetUserNameMac() Dim UserName As String UserName = MacScript("do shell script ""whoami""") MsgBox "ユーザー名は " & UserName & " です。"
End Sub
このコードは、whoamiコマンドを使用して現在のユーザー名を取得し、それをVBAに返してメッセージボックスで表示します。
実行結果
ユーザー名がメッセージボックスで表示されました。