PowerPoint VBAを使い、角丸四角形の角丸の半径を「mm」で調整するマクロをご紹介します。
複数の図形を選択して実行することで、角丸のサイズを揃えることができます。
この記事の目次
角丸の半径をmmで調整するマクロ
コード
Sub 角丸サイズ調整() Dim radius As String Dim shp As Shape With ActiveWindow.Selection 'シェイプが選択されている場合 If .Type = ppSelectionShapes Then '角丸の半径を入力 radius = InputBox("角丸の半径を入力してください。" & vbCrLf & _ "(単位: mm)") '半径をptに変換 radius = radius * 2.835 '数値以外が入力された場合はマクロを終了 If IsNumeric(radius) Then ElseIf radius = "" Then Exit Sub Else msg = "数値を入力してください。" MsgBox msg Exit Sub End If For Each shp In .ShapeRange With shp 'シェイプの辺の長さを比較 If .Width < .Height Then 'シェイプを指定の半径にする .Adjustments(1) = radius / .Width Else 'シェイプを指定の半径にする .Adjustments(1) = radius / .Height End If End With Next shp Else 'シェイプが選択されていない場合はマクロを終了 MsgBox "シェイプを選択してください。" Exit Sub End If End With End Sub
実行方法
図形の「四角形:角を丸くする」「四角形:1つの角を切り取り1つの角を丸める」「四角形:1つの角を丸める」「四角形:上の2つの角を丸める」「四角形:対角を丸める」のいずれか、または複数を選択して実行します。
ダイアログボックスが開くので角丸の半径を入力します。例えば、「高さ:10cm」「幅:10cm」の角丸四角形は、角丸の半径を最大「50mm」まで設定することができます。
「OK」をクリックすると、すべての図形の角丸の半径が指定値で揃います。
角丸の半径を揃えることで、見た目が美しく仕上がります。