PowerPoint VBAでパワポアートで使用したオブジェクト数を数える「PPTオブジェクト数カウンター」を作りました。
SNS投稿時にイラストを全選択したキャプチャの横にオブジェクト数を添えることができます。
画像数だけを数えるマクロも追加しました。
オブジェクト数を数えるマクロ
コード
Sub PPTオブジェクト数カウンター() Dim n As Long Dim shpNum As Long '選択中のスライド番号を取得 n = ActiveWindow.Selection.SlideRange.SlideIndex 'オブジェクト数を数える shpNum = ActivePresentation.Slides.Item(n).Shapes.Count 'オブジェクト数を表示 MsgBox "オブジェクト数は「 " & shpNum & " 」個です。" End Sub
すべてのグループ化を解除してから実行します。グループ化されていると、1つのグループで1個とカウントされてしまいます。
実行結果
オブジェクト数を数えたいスライドを選択して実行します。
コロシテくんのオブジェクト数は「22」個です。
オブジェクトをすべて選択してから実行することも可能です。
カウンターはドラッグ&ドロップで好きな場所に移動できます。
パワポアートを描いたらオブジェクト数入りのキャプチャを撮って、TwitterやInstagramでハッシュタグ「#pptart」をつけて投稿してみよう!
画像数を数えるマクロ
すべてのスライドの画像数を数えるマクロです。
Sub CountImages() '変数の宣言 Dim sld As Slide 'スライド Dim shp As shape '図形 Dim count As Integer '画像の数 '初期化 count = 0 'すべてのスライドに対して処理を行う For Each sld In ActivePresentation.Slides 'スライド内のすべての図形に対して処理を行う For Each shp In sld.Shapes '図形が画像である場合 If shp.Type = msoPicture Then '画像の数を増やす count = count + 1 End If Next shp Next sld '結果をメッセージボックスで表示 MsgBox "画像の数: " & count End Sub
- CountImages()という名前のサブルーチンを定義します。
- 変数sld、shp、countを宣言します。sldはスライド、shpは図形、countは画像の数をカウントするために使用します。
- count変数を0で初期化します。
- ActivePresentation.Slidesを使用してプレゼンテーション内のすべてのスライドに対してループを実行します。
- 各スライド内のすべての図形に対してループを実行します。
- 図形が画像である場合、count変数を1増やします。
- ループが終了したあと、MsgBoxを使用して画像の数をメッセージボックスに表示します。
このコードを実行すると、すべてのスライドにある画像の数が表示されます。