PowerPointで「マンガ肉」のイラストをフォントの「MSゴシック」を変形させて描く、おもしろ作成方法をご紹介します。
マンガ肉とは、「はじめ人間ギャートルズ」などの漫画やアニメに登場する骨つき肉のことです。
マンガ肉の形を描く
肉を作る
肉の形を「MSゴシック」の変形で作ります。
テキストボックスに「MSゴシック」で黒丸「●」を入力し、「塗り:茶(RGB:140,70,0)」に設定します。以降のフォントも「MSゴシック」を使用しています。
テキストボックスを選択し、「描画ツールの書式」タブ →「ワードアートのスタイル」グループ →「文字の効果」→「変形」→「凹レンズ」を選択します。
黒丸が肉の形に変形しました。
「高さ:5cm」「幅:4cm」にリサイズして完成です。
骨の棒パーツを作る
骨を棒パーツと両端の丸みパーツに分けて作ります。
テキストボックスに黒四角「◾️」を入力します。色は後ほど白色に変更するので、今は何色でもOKです。
テキストボックスを選択し、「描画ツールの書式」タブ →「ワードアートのスタイル」グループ →「文字の効果」→「変形」→「凹レンズ」を選択します。
黒四角の上下が凹みました。
「高さ:0.7cm」「幅:5.5cm」にリサイズして骨の棒パーツの完成です。
それでは、肉と骨を上下中央揃えで整列させて合体させましょう。
肉に持ち手がついて食べやすくなりました。
骨の丸みパーツを作る
続いて、棒パーツの左右につける丸みパーツを作ります。
テキストボックスに黒ハート「♥」を入力します。色は棒パーツと同じ色にしましょう。
フォントは「MSゴシック」を使用していますが、上図のような形のハートが入力されれば、他のフォントでも作成できます。
テキストボックスを選択し、「描画ツールの書式」タブ →「ワードアートのスタイル」グループ →「文字の効果」→「変形」→「凹レンズ:下」を選択します。
ハートの下部が凹みました。
「高さ:1.2cm」「幅:1.2cm」にリサイズして骨の丸みパーツの完成です。
それでは、丸みパーツを棒パーツの両端につけて骨を完成させましょう。
丸みパーツを「90°」回転させ、スマートガイドの機能を使い、肉の右側の上下中央に空き「0cm」で接するように配置します。
スマートガイドの使い方は、次のチュートリアルをご参考にしていただければ幸いです。

左側も同じように丸みパーツをつけて肉に刺さった骨の完成です。
以上でマンガ肉のシルエットができました。サイズ変更のみで作れるので、誰でも同じ形が作れたと思います。
それでは、次は色を塗って質感を出していきましょう。
マンガ肉に色を塗る
準備
色が塗れるようにテキストから図形に変換します。
肉の中に収まるように肉と同じ色で四角形を描きます。
肉と四角形を選択し、「描画ツールの書式」タブ →「図形の挿入」グループ →「図形の結合」→「接合」を選択して結合します。
肉がテキストから図形になりました。
続いて、左右の丸みパーツを選択して最背面に移動させてから、「棒パーツ」→「左右の丸みパーツ」の順に選択し、「図形の結合」→「接合」で結合します。
骨がテキストから図形になりました。
これで色を塗る準備は完了です。
色を塗る
肉を「線幅:3pt」「線色:茶(RGB:80,40,0)」、骨を「塗り:白」「線幅:3pt」「線色:グレー(RGB:127,127,127)」に設定します。
続いて、肉に影を入れて立体感を出します。
肉を選択し、「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「効果」→「影」→「標準スタイル」の「内側:下」を選択します。
続いて、影を次のように設定します。
- 色:茶(RGB:120,50,0)
- 透明度:0%
- ぼかし:0pt
- 角度:90°(変更なし)
- 距離:15pt
肉に影がついて立体感が出ました。
最後に、円を「高さ:0.2cm」「幅:0.2cm」「塗り:茶(RGB:80,40,0)」で描き、肉に程よく並べて質感を出します。
一度はがっつきたいマンガ肉の完成です。

いい肉食べたい