PowerPointでPDFを指定の1ページだけ保存する方法、一部の範囲を指定して保存する方法をご紹介します。
PDFファイルをメールなどで共有したいときに、指定のページや範囲だけを添付することができます。
複数ページを指定して保存することも可能です。
PDFを1ページだけ保存する
保存する範囲を指定する
下図のように複数スライドあるファイルで1つのスライドのみをPDF保存する方法です。
PDF保存したいサムネイルを選択した状態で「Ctrl + Shift + S」キーを押します。
「名前を付けて保存」ウィンドウが開くので「ファイルの種類」から「PDF」を選択し、「オプション」をクリックします。
「オプション」ダイアログボックスが開くので「範囲」を「現在のスライド」にし、「OK」をクリックします。
- 複数ページをPDF化したい場合は「スライド指定」で設定しましょう。
「名前を付けて保存」ウィンドウに戻るので「保存」を押してPDF化します。
非表示スライドにする
PDF化するスライド以外を非表示スライドにしてから保存します。
PDF化するスライド以外のサムネイルを選択した状態で右クリックしてメニューを開き「非表示スライドに設定」をクリックします。
スライド番号にスラッシュが表示され非表示スライドになりました。この状態でPDF保存すると非表示スライドはPDF化されません。
MacでPDFを1ページだけ保存する
PowerPoint for MacにはPDF保存時のオプションがありません。前項と同じようにスライドを非表示にする方法で対応しましょう。
上図の3スライドあるファイルのスライド2だけをPDF化します。
左側にあるスライドのサムネイルをPDF化したいスライド以外を「command」キーを押しながらクリックして選択します。
サムネイルを右クリックしてメニューを開き「非表示スライドに設定」をクリックします。
スライドを非表示にした状態で「ファイル」→「エクスポート」からPDFで保存するとスライド2だけのPDFファイルができます。
PDFを一部の範囲を指定して保存する
上図のスライドの左側にあるグラフのみをPDFにします。
PDFにしたい範囲を四角形で囲んでグラフの背面に配置します。説明の為に四角形の色を変更していますが白色でOKです。
四角形と四角形で囲んだオブジェクトをすべて選択します。
オブジェクトを右クリックしてメニューを開き「図として保存」を選択して任意の場所に保存します。
指定範囲が画像で保存されました。
保存したファイルを右クリックしてメニューを開き「Adobe PDFに変換」を選択します。
Adobe Acrobatが立ち上がり、指定範囲がPDF化されたファイルが開くので保存して完了です。
PDF保存ボタンをクイックアクセスツールバーに追加する
PDF保存を実行するボタンをクイックアクセスツールバーに追加しておくと保存時にファイルの種類をPDFに切り替える必要がなくなり効率的です。
詳細は、次の記事で解説しています。
PowerPointでPDF保存ボタンをツールバーに追加する方法
マクロでPDFを1ページだけ保存する
マクロを使うとボタンをクリックするだけでPDFやJPGなどの形式で1ページずつ保存できるようになります。
詳細は、次の記事で解説しています。
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