正円に斜め45°の吹き出しのしっぽをつける時にサイズや位置に迷うことはないでしょうか?
そこで、誰でも迷わずに正円の吹き出しが作れるチュートリアルを作りました。今回作る吹き出しは、クリックで簡単にしっぽの長さも調整できるようになっています。
正円にしっぽをつける
正円に伸縮できるしっぽをつけて上図のような吹き出しを作ります。
吹き出しのしっぽを作成する
「ホーム」タブ →「図形描画」グループ →「図形ツール」→「フローチャート」→「フローチャート:組合せ」を選択します。
「フローチャート:組合せ」は、シンプルな逆二等辺三角形が描ける図形です。通称「吹き出しのしっぽ」と名付けます。
吹き出しのしっぽを「高さ:0.7cm」「幅:0.8cm」「回転:-45°」に設定して完成です。
図形の「二等辺三角形」でも同じように描けますが、なぜ「フローチャート:組合せ」を選択しているのかは後ほどご説明します。
正円としっぽを組み合わせる
「ホーム」タブ →「図形描画」グループ →「図形ツール」→「基本図形」→「楕円」を選択します。
「楕円」を「高さ:5cm」「幅:5cm」で描きます。
描いた正円としっぽを右下揃えで整列させると、しっぽがちょうど良い位置に配置してくれます。
- Illustratorは図形のパス同士で整列しますが、PowerPointは図形のプレースホルダー同士で整列します。
正円にしっぽをベストポジションでつけることができました。
だいたいのサイズと位置で組み合わせるのではなく、決まったサイズと位置で組み合わせができるので配置に迷いません。
しっぽの長さを伸縮させる
作成した吹き出しは、しっぽの長さをボタンのクリックで自在に伸縮させることができます。
まずは、しっぽを選択します。
しっぽを選択した状態で、「図形の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「サイズとプロパティ」→「サイズ」の「高さ」の右側にある「上下の三角ボタン」をクリックして長さを伸縮させます。
しっぽをクリックで伸ばすことができました。
しっぽを「二等辺三角形」で作ると、クリックで伸縮させた時に内側に伸びてしまうので「フローチャート:組合せ」で作っています。
- PowerPointはIllustratorのように、変形時の基準点を指定できないので図形の向きで対応しています。
バクダンにしっぽをつける
バクダンに伸縮できるしっぽをつけて上図のような吹き出しを作ります。
「フローチャート:組合せ」を「高さ:1.33cm」「幅:0.73cm」「回転:-45°」に設定してしっぽを作ります。
続いて、「ホーム」タブ →「図形描画」グループ →「図形ツール」→「星とリボン」→「星:16pt」を選択します。
「星:16pt」を「高さ:5cm」「幅:5cm」で描きます。ギザギザの深さはデフォルトのまま進めましょう。
「星:16pt」と吹き出しのしっぽを右下揃えで整列させます。
バクダン吹き出しの完成です。
こちらも前項と同じようにしっぽがクリックで伸縮します。