PowerPointでIllustratorのフリーグラデーション機能で作ったようなグラデーションを再現する方法をご紹介します。
フリーグラデーションは複数の色を複雑にブレンドさせて表現するため、通常のグラデーション機能では作れません。
グラデ素材にする画像を挿入する
今回は「海と出会うピンク色の砂浜」の画像をぼかしてフリーグラデーションを作ります。
海の画像は「挿入」タブ →「図」グループ →「アイコン」の「画像」タブから「ピンク海」で検索するとヒットします。
画像を挿入したら「高さ:5cm」程度に縮小して準備完了です。
- 画像のサイズが大きすぎると、ぼかしてもフリーグラデーションのようになりません。
画像をぼかしてフリーグラデーションを作る
画像を選択した状態で、「図の形式」タブ →「調整」グループ →「アート効果」→
「ぼかし」を選択します。
画像が少しぼけました。
続いて画像を選択した状態で、「図の書式設定」ウィンドウ →「図形のオプション」→「効果」→「アート効果」→「半径:100」に設定します。
画像のぼかしが強くなりました。
続いて画像を「Ctrl + X」キーで切り取った状態でスライドを右クリックしてメニューを開き、「貼り付けのオプション:図」を選択します。
ぼけた状態の画像として貼り付きました。
ぼけた画像を選択した状態で、再度「アート効果」→「ぼかし」を選択し、「半径:100」に設定します。
画像がさらにぼけてフリーグラデーションのようになりました。
色がくすんでいるので鮮やかさを調整します。
画像を選択した状態で、「図の書式設定」ウィンドウ →「図」→「図の色」→「鮮やかさ」をお好みで調整します。作例は「鮮やかさ:150%」に設定しています。
イラレ風フリーグラデーションの完成です。
フリーグラデーションを「Ctrl + C」キーでコピーした状態で、「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」→「クリップボード」をクリックし、文字や図形の塗りつぶしに設定してみましょう。
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